看護師が専門性を追求する方法

看護師になった場合、その先にはどのような道があるのだろうと疑問に思ったことはないだろうか。看護師の仕事に慣れてくると、自分のやりたいことや得意分野など、さらに能力を伸ばしてみたいと考えている人もいることだろう。看護師として働くその先には、助産師や保健師を目指したり、看護管理者としてリーダーになったり、大学教員として研究や学生の指導に関わったりする方法がある。しかし、得意分野や専門性を追求したいなら、専門看護師や認定看護師の資格を取って、特定分野のスペシャリストを目指すのもやりがいに繋がるひとつの方法だ。

専門看護師は、看護系大学院に2年通う必要があり難易度は高めだが、地域の訪問看護ステーションやケアマネージャーなどと連携しながら患者のサポートをしたり、患者だけでなくその家族のケアも行ったりするなど、専門的で幅広い仕事内容が特徴である。チーム医療を支えたり後輩看護師を育成したりするのも専門看護師の仕事。認定看護師は、認定看護師教育機関に6ヶ月通えば、資格取得のための認定試験が受けられる。特定分野のケアを患者に提供するプロの看護師で、臨床の現場で質の高いケアを実践することになるのだ。

看護師にとって新しい知識や専門的な知識、ケアのための技術を得ることは、医学の進歩や医療の高度化に伴い必要不可欠となっている。専門性のある看護師の需要は今後ますます増えていくだろう。専門看護師や認定看護師の資格を取得することで、スキルアップやキャリアアップにも繋げることが可能である。